民事信託とは何ですか? 信託銀行の貸付信託や投資信託はよく聞くのですが。

信託銀行等の信託会社が行う信託業務は商事信託と呼ばれます。これ は信託報酬を得るために業として信託財産を運用するものです。 一方、民事信託は受託者が報酬を受け取るためではなくあくまで非営 利として委託者の意思を実現するために行われる契約等です。運用よりも財産の管理や承継に重点があります。

貸付信託や投資信託は信託された金銭を運用して利益を上げるのを目的とする信託銀行の金融商品です。
運用利益を上げにくい不動産管理の信託について信託銀行が未だ商品化していないのは商事信託が運用目的だからです。

対して民事信託は親子間・家族間で行われることが多く
・高齢者や障害者の財産管理のための信託
・父親の死後、受益権を母親、子と連続して与える信託
といった、財産特別や財産の承継を目的としたものがその典型といえます。